四国猫ものがたり 〜港町に暮らす猫たち〜

 古来、漁師さんは大漁と航海の安全を願って猫を大切にしてきたと言われています。四国の港町にはその言い伝えを裏付けるかのように、たくさんの猫たちが暮らしており、港町に暮らす人々は猫たちを大切にし、お互いを認め合いながら共存しています。

 四国の港町では時がゆったりと流れ、昭和の面影を色濃く残した町並みも人々も猫たちも自由でどこかのんびりとしています。人も猫もお互いを認識しつつも互いの生活を尊重し合う、そんな風土のようなものが四国の港町に存在するように思えてなりません。猫たちも人の領域に過度に干渉することなく、港町や漁港の片隅で猫たちの「ものがたり」を後世へと紡いでいるのだと感じます。

 私たち二人は写真作家として松本は愛媛の猫を、豊崎は徳島と香川の猫を中心に撮影し、四国の港町で暮らす猫たち姿を「ものがたり」として記録する活動をしています。

 2016年は、6月のオリンパスギャラリー大阪での二人展を皮切りに、7月〜8月の愛媛県大洲市の風の博物館・歌麿館での1ヶ月半に及ぶ展示を経て、11月には横浜赤レンガ倉庫ねこ写真展 2016に参加させて頂き、おかげさまで多くの皆様に作品を見て頂く機会を得ました。本当にありがとうございました。

 今回、さらに多くの皆様に見て頂きたいという想いから、写真展の集大成としてHPを制作しました。ギャラリーで写真展で展示した作品などを見ることが出来ます。このHPを通じて、少しでも四国の港町と猫との関わりついて感じとって頂けましたら幸いです。


松本 裕 ・ 豊崎 崇